「グラボなくても、ゲームはできる!」
AMD Ryzenの内蔵Radeon GPUは世代を追うごとに強力になり、Linux側のAMD GPU対応もかなり成熟してきました。
Ryzen 5000GシリーズのVegaから、Radeon 680M / 780Mなどを搭載したモバイルRyzen、Ryzen 8000Gシリーズ、さらに新しいRyzen APUまで、軽量ゲームやインディーゲームはもちろん、設定次第では比較的重いゲームまで楽しめます。
一方、Linuxの「ゲーミング高速化」を検索すると、
- CPU governorを常時performanceへ固定する
- GRUBへAMDGPUのカーネルパラメータを追加する
- とにかくMesaのPPAを追加する
- PipeWireを導入するとFPSが上がる
といった、現在では必ずしも必要ではない設定も見つかります。
実はこのブログでも以前の記事では、似たような設定をいくつか紹介していました。
しかし2026年現在、Linux Kernel、AMDGPU、Mesa/RADV、GameModeなどの完成度は大きく向上しています。
そこで今回は、従来の「変更できるところを全部変更する」という考え方ではなく、
標準機能を壊さず、必要なときだけ性能を引き出す。
という考え方で、2026年版のRyzen APU向けLinuxゲーミング環境を構築していきます。
- 対象となる環境
- ステップ1:まずLinux環境を最新状態にする
- ステップ2:AMDGPUが正常に使用されているか確認する
- ステップ3:Mesa / RADV / Vulkan環境を確認する
- AMDVLKやAMDGPU-PROは必要?
- ステップ4:PipeWireは「FPS高速化ツール」ではない
- ステップ5:CPU governorを常時performanceへ固定しない
- ステップ6:GameModeを使う
- ステップ7:GRUBのAMDGPU設定は基本的に追加しない
- ステップ8:MangoHudでFPSとフレームタイムを見る
- ステップ9:Ryzen APUならGamescopeが面白い
- vkBasaltは高速化ツールではない
- ベンチマークは一つずつ条件を変更する
- vkmarkの数字=ゲーム性能ではない
- Ryzen APUではメモリ帯域も重要
- UMA Frame Bufferは増やせば速くなる?
- 2026年版:最低限これだけやればOK
- 2026年版 Ryzen APU Linuxゲーミング最適化まとめ
- 2025年版から変更したポイント
対象となる環境
この記事では主に以下の環境を想定しています。
- AMD Ryzen APU搭載PC
- Radeon内蔵GPUを使用
- 外部GPUなし、またはiGPUでゲームを動かしたい環境
- Ubuntu 24.04 LTS / Ubuntu 26.04 LTS
- Linux MintなどUbuntu系ディストリビューション
- Steam / Protonを利用する環境
- AMDGPU + Mesa/RADV環境
APUの例としては、
- Ryzen 5 5600G
- Ryzen 7 5700G
- Ryzen 7 7840HS
- Ryzen 7 8845HS
- Ryzen 7 8700G
- Radeon 680M / 780M搭載Ryzen
などがあります。
もちろん、より新しいRyzen APUでも基本的な考え方は同じです。
ステップ1:まずLinux環境を最新状態にする
最初にやるべきことは、GRUBへ謎のカーネルパラメータを追加することではありません。
まずOSを最新状態にします。
sudo apt update
sudo apt full-upgrade
更新が完了したら再起動します。
sudo reboot
AMD GPUでは、以下のコンポーネントが密接に関係しています。
- Linux Kernel
- AMDGPUカーネルドライバ
- GPU Firmware
- Mesa
- Vulkanドライバ
特に新しいRyzen APUほど、新しいKernel、Firmware、Mesaによる改善の恩恵を受けやすくなります。
Ubuntu LTSでもHWEによって比較的新しいKernelが提供されるため、以前ほど「AMD GPUだから、とりあえず非公式KernelやMesa PPAを導入する」という作業は必要なくなっています。
まず標準環境で正常に動かしてみる。
これが2026年では非常に重要です。
ステップ2:AMDGPUが正常に使用されているか確認する
まずGPUと使用中のドライバを確認します。
lspci -k | grep -EA3 'VGA|3D|Display'
AMD APUで以下のように表示されていれば基本的には問題ありません。
Kernel driver in use: amdgpu
LinuxにおけるAMD GPUのグラフィックススタックを非常に簡単に表すと、次のようになります。
Linux Kernel
↓
AMDGPU
↓
Mesa
↓
RADV / RadeonSI
↓
Vulkan / OpenGL
↓
ゲーム
Windowsのように「AMD公式サイトからGPUドライバをダウンロードしてインストールする」という感覚とは少し異なります。
ステップ3:Mesa / RADV / Vulkan環境を確認する
LinuxでAMD GPUを使ってゲームをする場合、非常に重要なのがMesaです。
そしてVulkanドライバとして一般的に利用されているのがRADVです。
Ubuntu系では以下をインストールしておきます。
sudo apt install mesa-vulkan-drivers mesa-utils vulkan-tools
OpenGL環境を確認します。
glxinfo -B
Vulkan環境は以下で確認できます。
vulkaninfo --summary
AMD Radeonが正常に認識され、RADVを使用できていれば基本的にはOKです。
Steam / Protonでは32bit Vulkanも重要
SteamやProtonでは、32bitライブラリを必要とするゲームも存在します。
i386アーキテクチャをまだ有効化していない場合は、以下を実行します。
sudo dpkg --add-architecture i386
sudo apt update
続いて32bit版Mesa Vulkanドライバを導入します。
sudo apt install mesa-vulkan-drivers:i386
Steam / Proton環境では、この32bit側を忘れていることでゲームが起動しないケースもあります。
AMDVLKやAMDGPU-PROは必要?
一般的なLinuxゲーミング用途であれば、まずは、
Mesa + RADV
で構いません。
AMDVLKやAMDGPU-PROを必要とする特定用途を除き、単純な高速化目的で複数のVulkanドライバを追加する必要はありません。
むしろ複数のVulkan ICDを混在させると、
今このゲーム、どのVulkanドライバを使っているんだ?
という別の問題を作る場合があります。
RADVで正常に動作しているのであれば、そのまま使うのがおすすめです。
ステップ4:PipeWireは「FPS高速化ツール」ではない
以前の記事では、
sudo apt install pipewire-pulse rtkit
という設定をゲーミング高速化の一部として紹介していました。
2026年版では、この部分は考え方を変更します。
PipeWire自体は非常に優秀なLinuxオーディオ基盤です。
低遅延オーディオやBluetooth Audio、プロオーディオなどでも重要な存在ですが、
PipeWireをインストールしただけでGPUのFPSが大幅に向上するわけではありません。
現在のUbuntu系デスクトップでは、すでにPipeWireが標準的に利用されている環境も多くあります。
現在の状態を確認するなら、
wpctl status
を実行します。
正常に音が出ているのであれば、ゲーミング高速化だけを目的としてPipeWire周辺を変更する必要はありません。
ステップ5:CPU governorを常時performanceへ固定しない
以前のLinux高速化記事では、
sudo apt install cpufrequtils
sudo cpufreq-set -g performance
のような設定がよく紹介されていました。
以前の記事でもこの方法を紹介していましたが、2026年版では常用設定としてはおすすめしません。
Ryzen APUでは、
CPUとGPUが同じ電力・温度枠を共有します。
そのため、CPUを常時最大性能で動かせば必ずゲームが高速になる、とは限りません。
CPUへ必要以上の電力を使用すると、iGPU側へ使える電力や温度的な余裕が減る可能性もあります。
現在の電源プロファイルを確認する場合は、
powerprofilesctl get
利用可能なプロファイルは、
powerprofilesctl list
で確認できます。
対応環境では、
powerprofilesctl set performance
とすることもできます。
ただしゲームをプレイするときだけ性能設定を変更したいのであれば、次に紹介するGameModeを利用する方が便利です。
ステップ6:GameModeを使う
GameModeは2026年現在でも非常に有効なLinuxゲーミング向けツールです。
Feral Interactiveによって開発されているゲーム最適化デーモンで、Ubuntu系では以下で導入できます。
sudo apt install gamemode
インストール後、正常に動作するかテストします。
gamemoded -t
GameModeではゲーム実行中だけ、環境に応じて以下のような調整を行えます。
- CPU governor
- I/O Priority
- プロセスNice値
- スクリーンセーバー抑止
- GPU Performance Mode
- CPUコア関連設定
- 任意スクリプト
つまり、
ゲーム開始
↓
必要な最適化を有効化
↓
ゲーム終了
↓
元の状態へ戻す
という運用ができます。
システム全体を常時performanceへ固定するより扱いやすい方法です。
SteamでGameModeを使用する
Steamのゲームプロパティから「起動オプション」へ以下を追加します。
gamemoderun %command%
これだけでGameMode経由でゲームを起動できます。
ステップ7:GRUBのAMDGPU設定は基本的に追加しない
以前の記事ではGRUBへ以下のパラメータを追加していました。
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash amdgpu.dc=1 amdgpu.gpu_recovery=1"
2026年版では、この設定を標準的な高速化手順から削除します。
amdgpu.dc=1について
amdgpu.dcはAMDGPUのDisplay Coreを有効・無効化するためのオーバーライド設定です。
現在はGPUごとの自動判定が基本となっているため、正常に動作しているRyzen APUで、
amdgpu.dc=1
を強制する必要は通常ありません。
そして重要なのが、
amdgpu.dc=1はGPUを高速化するためのオプションではありません。
現在正常に画面表示できている環境なら、基本的には指定しなくて構いません。
amdgpu.gpu_recovery=1について
こちらは現在でも意味のある設定です。
amdgpu.gpu_recovery=1はGPUがハングした場合に、GPUリセットによる復旧を試みるための設定です。
つまり、
| 用途 | 効果 |
|---|---|
| FPS向上 | × |
| GPU高速化 | × |
| GPUハング時の復旧 | ○ |
となります。
実際にGPUハングが頻発する環境であれば、
amdgpu.gpu_recovery=1
を試す価値があります。
しかし正常な環境へ最初から入れる「高速化オプション」ではありません。
結論:正常ならGRUBは標準のままでOK
特にトラブルがないのであれば、
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
程度の標準設定で構いません。
問題が起きていないAMDGPUへ、意味の分からないカーネルパラメータを追加しない。
これも重要な最適化です。
ステップ8:MangoHudでFPSとフレームタイムを見る
Linuxゲームのパフォーマンスを確認するなら、MangoHudが便利です。
sudo apt install mangohud
Steamでは、
mangohud %command%
GameModeと一緒に使用する場合は、
gamemoderun mangohud %command%
とします。
MangoHudでは環境によって以下のような情報を表示できます。
- FPS
- Frametime
- CPU使用率
- GPU使用率
- CPU温度
- GPU温度
- GPUクロック
- RAM使用量
- VRAM関連情報
- GameMode状態
平均FPSだけを見ない
ゲーム性能を見る場合、
平均FPS:60
という数字だけでは十分ではありません。
重要なのがFrametimeです。
60FPSであれば、理論上は約16.7msごとに1フレーム描画されます。
しかし平均60FPSでも、
10ms
12ms
50ms
8ms
40ms
のようにフレームタイムが大きく変動していれば、実際のゲーム画面ではカクついて感じます。
そのため、できれば、
- Average FPS
- 1% Low
- Frametime
を合わせて確認するのがおすすめです。
ステップ9:Ryzen APUならGamescopeが面白い
2026年版でぜひ紹介したいのがGamescopeです。
GamescopeはValveが開発しているゲーム向けmicro-compositorで、SteamOS系でも利用されています。
Ubuntu系でパッケージが提供されている環境では、
sudo apt install gamescope
で導入できます。
内部解像度を下げてアップスケールする
内蔵GPUで大きな効果を得やすい方法の一つが、
ゲーム内部のレンダリング解像度を下げること。
です。
たとえば1920×1080のモニターを使用していても、ゲーム内部では1600×900で描画します。
gamescope -f \
-w 1600 -h 900 \
-W 1920 -H 1080 \
-F fsr \
-- %command%
この例では、
-w 1600 -h 900:ゲーム内部の解像度-W 1920 -H 1080:出力解像度-F fsr:FSRによるスケーリング-f:フルスクリーン
という設定になります。
つまり、
ゲーム
↓
1600x900でレンダリング
↓
Gamescope
↓
FSRアップスケール
↓
1920x1080で表示
という流れです。
なぜRyzen APUで効果が大きいのか
1920×1080では、1フレームあたり約207万ピクセルを処理する必要があります。
1600×900なら約144万ピクセルです。
単純計算では、GPUが処理するピクセル数を約30%削減できます。
そのため、ネイティブ1080pで35~45FPS程度しか出ないゲームでも、内部解像度を下げることでより高いFPSを狙える場合があります。
謎のカーネルパラメータを大量に追加するより、レンダリング解像度を適切に下げた方が圧倒的に効く。
というケースも珍しくありません。
GameMode + Gamescope
GameModeと組み合わせることもできます。
gamemoderun gamescope -f \
-w 1600 -h 900 \
-W 1920 -H 1080 \
-F fsr \
-- %command%
これで、
GameMode
+
低めの内部レンダリング解像度
+
Gamescope
+
FSRアップスケール
という構成になります。
Ryzen APUではかなり実用的な組み合わせです。
Gamescope + MangoHudについて
Gamescope環境ではMangoHudの通常のラッパーではなく、mangoappを利用する構成もあります。
対応している環境では、
gamescope --mangoapp -- %command%
という方法があります。
ただしGamescopeは、デスクトップ環境やゲームによって相性が出る場合があります。
すべてのゲームへ強制するのではなく、タイトルごとに使い分けるのがおすすめです。
vkBasaltは高速化ツールではない
以前の記事ではvkBasaltも紹介していました。
sudo apt install vkbasalt
vkBasaltでは、Vulkanアプリケーションへ各種ポストプロセス処理を追加できます。
たとえば、
- Sharpening
- CAS
- SMAA
- FXAA
- LUT
などです。
ただしvkBasaltは、
FPSを高速化するためのツールではなく、画質調整ツールです。
フィルター処理を追加すれば、その分GPU負荷も発生します。
Ryzen APUでGPU性能に余裕がない場合は、まずvkBasaltなしでゲーム性能を確認することをおすすめします。
ベンチマークは一つずつ条件を変更する
以前の記事では、vkmarkで、
Before : 92 FPS
After : 138 FPS
という結果を紹介していました。
しかし当時は複数の設定を一度に変更していたため、
実際にどの設定がどれだけ効いたのか分からない。
という問題がありました。
これは今振り返ると、ベンチマーク方法としてあまり良くありません。
2026年版では、たとえば、
1. 標準状態
2. GameModeのみ
3. Gamescopeのみ
4. GameMode + Gamescope
というように、一つずつ条件を変更して比較します。
さらに、
- 同じゲーム
- 同じシーン
- 同じ解像度
- 同じ画質設定
- 同じFPS上限
- 同じ電源条件
で測定します。
Shader Cacheなどの影響もあるため、1回だけ測定した数字をそのまま信用するのではなく、可能なら複数回測定します。
vkmarkの数字=ゲーム性能ではない
vkmarkはVulkan環境の確認や簡易ベンチマークには便利です。
しかし、
vkmarkが速い
=
すべてのSteamゲームが同じ比率で速い
ではありません。
実際のゲームでは、
- CPU性能
- GPU性能
- Shader Compilation
- Proton
- DXVK
- VKD3D-Proton
- ゲームエンジン
- メモリ帯域
- 共有VRAM
など、さまざまな要素が影響します。
最終的には、実際に遊びたいゲームで測定するのが一番確実です。
Ryzen APUではメモリ帯域も重要
内蔵GPUでは専用VRAMを搭載していないため、基本的にシステムRAMをGPUと共有します。
そのため外部GPU以上に、
メモリ帯域
の影響を受けやすくなります。
特に確認したいのは、
- メモリがデュアルチャネルになっているか
- 適切なメモリクロックで動作しているか
- BIOSで極端な制限がかかっていないか
などです。
ただし、メモリのオーバークロックは安定性とのトレードオフがあります。
無理なオーバークロックをする前に、まずデュアルチャネル構成になっているかを確認する方が重要です。
UMA Frame Bufferは増やせば速くなる?
Ryzen APU搭載PCでは、BIOSに、
UMA Frame Buffer Size
のような設定が存在する場合があります。
これを、
512MB
↓
4GB
↓
8GB
と増やせばGPUが高速化するように思えます。
しかしこれは主に、GPU専用として事前予約するシステムメモリ量を変更する設定です。
UMA Frame Bufferを増やしただけで、GPUの演算性能やメモリ帯域そのものが増えるわけではありません。
一部のゲームでは「VRAM容量チェック」を通すために役立つ場合があります。
しかし現在正常に動いているのであれば、むやみに巨大化する必要はありません。
2026年版:最低限これだけやればOK
Ubuntu系Ryzen APUマシンなら、まずOSを更新します。
sudo apt update
sudo apt full-upgrade
続いて基本ツールを導入します。
sudo apt install \
mesa-vulkan-drivers \
mesa-utils \
vulkan-tools \
gamemode \
mangohud
Steam / Protonを使用する場合は必要に応じて、
sudo dpkg --add-architecture i386
sudo apt update
sudo apt install mesa-vulkan-drivers:i386
GameModeをテストします。
gamemoded -t
Steamの起動オプションは、
gamemoderun %command%
MangoHudも表示するなら、
gamemoderun mangohud %command%
まずはここまでで十分です。
それでもGPU性能が足りないゲームでは、Gamescopeによる内部解像度の低減とアップスケーリングを検討します。
2026年版 Ryzen APU Linuxゲーミング最適化まとめ
以前のLinux高速化は、
CPUを常時performance!
GRUBへパラメータ追加!
ドライバを入れ替える!
PPAを追加する!
とにかく全部高速化!
という方向になりがちでした。
しかし2026年現在、
- Linux Kernel
- AMDGPU
- Mesa
- RADV
- GameMode
- Gamescope
はかなり成熟しています。
そのため現在の基本方針は、
標準の自動制御を壊さず、必要なときだけ性能を引き出す。
でいいと思います。
筆者がおすすめする優先順位は以下です。
- OS / Kernel / Mesaを最新状態にする
- AMDGPU / RADVが正常に動作しているか確認する
- Steam / Proton用32bit Vulkan環境を確認する
- GameModeを使用する
- MangoHudで実際の性能を測定する
- ゲーム内の画質設定を調整する
- Gamescopeで内部レンダリング解像度を調整する
- 必要になった場合だけ個別チューニングする
特に内蔵GPUでは、
GRUBへ謎のパラメータを追加して数%を追いかけるより、ゲーム側のレンダリング解像度を適切に調整する方が効果が大きい。
ということも多くあります。
また、
amdgpu.dc=1
を高速化目的で追加したり、
cpufreq-set -g performance
を常時強制したりする必要も基本的にはありません。
Linux側が賢くなった以上、ユーザー側も以前ほど力技のチューニングを使わなくてよくなったということです。
「もうグラボなくてもイケる時代やで?」
Ryzen APU × Linuxは、2026年になってさらに面白い環境になっています。
軽量ゲーム、インディーゲーム、エミュレータはもちろん、適切に設定すれば比較的重いゲームまで遊べます。
さあLinuxでゲーミングをはじめよう!b
2025年版から変更したポイント
| 旧記事 | 2026年版 |
|---|---|
| AMD Firmwareを個別導入 | Ubuntu標準のFirmware環境を基本とする |
| PipeWireを高速化項目として紹介 | オーディオ基盤として分離 |
| CPU governorをperformance固定 | 常時固定しない |
| GameMode | 引き続き推奨 |
| amdgpu.dc=1 | 標準設定から削除 |
| amdgpu.gpu_recovery=1 | GPUハング時のみ検討 |
| MangoHud | 引き続き推奨 |
| vkBasalt | 画質調整ツールとして整理 |
| vkmark中心の評価 | 実ゲーム・Frametime重視へ変更 |
| 記載なし | RADVについて追加 |
| 記載なし | Steam / Proton用32bit Vulkanについて追加 |
| 記載なし | Gamescopeについて追加 |
| 記載なし | FSRアップスケールについて追加 |
| 記載なし | メモリ帯域・UMA Frame Bufferについて追加 |
この記事は2026年のLinux / AMD GPU環境に合わせて内容を全面的に見直しました。



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