男女平等を掲げるんやったら、男性への批判にも同じ基準を適用してほしい

はじめに

俺は、男女平等という考え方そのものを否定したいわけやない。

女性が不当な扱いを受けてるんやったら、改善されるべきやと思う。それと同時に、男性が不当な扱いを受けてるんやったら、それも問題にされるべきやと考えてる。

性別が違うからといって、どっちか一方の尊厳が軽く扱われてええはずがない。

せやけど、SNSなんかを見てると、どうしても疑問に感じることがある。

それは、男性が女性を批判した場合と、女性が男性を批判した場合とで、周囲の反応が違って見えることや。

男性への批判やったら、何を言うても許されるんか?

男性が女性に対して厳しい発言をしたら、「女性差別や」「男尊女卑や」と批判されることがある。

もちろん、その批判が妥当な場合もある。女性を性別だけで見下したり、根拠もなく女性全体を侮辱したりするような言動は、批判されて当然やろな。

ところが、女性が男性をひとまとめにして侮辱するような発言をした場合には、周囲から称賛されてるように見えることがある。

「よく言ってくれた」「もっと言ったれ」といった反応が集まる一方で、その発言の問題点を指摘する声が十分に顧みられへんこともある。

もちろん、すべての女性がそういう発言を支持してるわけやないし、男性への批判がすべて不当というわけでもない。

問題なんは、発言の中身を吟味する前に、誰が言うたかによって評価を変えてしまうことやないやろか。

女性への侮辱は許されへんけど、男性への侮辱やったら許される。

もし、そんな基準が存在するんやったら、それは本当に平等と呼べるんやろか。

俺が疑問に感じるんは、発言者だけやない

俺が特に問題やと感じるんは、過激な発言をする本人だけやない。

その発言を十分に考えもせんと、無条件に称賛する周囲の人たちにも疑問がある。

自分が支持してる人物の発言であっても、内容に問題があるんやったら疑問を持つべきやろ。

ところが、支持してる人物が言うたというだけで正しいと決めつけ、批判する人を敵扱いしてしまえば、冷静な議論なんか成立しいひん。

本来やったら、主張の内容を確かめて、妥当な部分と問題のある部分を分けて考える必要がある。

せやけど、そこに「自分らの仲間やから正しい」「反対する人間は敵や」という意識が入り込んだら、何が正しいんかを考える姿勢そのものが失われてしまう。

そして、影響力のある人物の問題発言が支持者によって持ち上げられ、批判する声が封じられるようなことがあれば、その集団や理念そのものへの不信感にもつながりかねへん。

男女平等を掲げるんやったら、自分たちにも同じ基準を

俺は、男女平等を実現するための議論そのものは必要やと思ってる。

ただし、男女平等を掲げるんやったら、その理念は自分たち自身にも適用されなあかん。

女性が性別を理由に侮辱されることを問題視するんやったら、男性が性別を理由に侮辱されることについても考えるべきや。

女性の苦労や負担に目を向けるんやったら、男性に求められてきた責任や、男性が抱えてる苦労についても目を向けるべきやろ。

もちろん、男女が置かれてきた社会的な立場や経験には違いがある。すべての問題に機械的に同じ対応をすればええ、という話やない。

せやけど、背景の違いを考慮することと、どっちか一方への侮辱を無条件に認めることは別の話や。

自分たちが掲げる理念に照らして、自分たちの言動も検証する。その姿勢がなかったら、どれだけ立派な言葉を掲げても、説得力は失われてしまう。

アンチフェミニズムとの対立を深めんために

SNSで過激な男性批判が目立てば、それに反発する人が出てくるのも不思議やない。

その反発が、フェミニズムへの不信感やアンチフェミニズムの言説につながることもあるやろ。

ただし、過激な発言をする一部の人がおるからといって、フェミニズム全体を否定することが妥当やとは思わへん。同じように、一部のアンチフェミニストの過激な言動をもって、男性全体を否定することも妥当やない。

誰かの問題発言を批判することと、その人が属してる集団の全員を攻撃することは違う。

せやからこそ、必要なんは、対立する相手をひとまとめにして攻撃することやなく、個々の発言や主張を具体的に検証することやと思う。

そして、自分が支持する側の問題点にも目を向けることや。

身内の問題を見て見ぬふりしたら、批判する側に格好の材料を与えるだけやない。本来必要な議論まで、感情的な対立に埋もれさせてしまう。

おわりに

俺が求めてるんは、男性と女性があらゆる面で同じになることやない。

男女には身体的な違いがあるし、社会の中で担ってきた役割や経験にも違いがある。その違いを踏まえながら、お互いの尊厳を認めて、時代に合わんようになった慣習や不公平な扱いを見直していくことが大切やと考えてる。

そして、男女平等を掲げるんやったら、男性に対しても女性に対しても、主張の内容をきちんと検証する姿勢が必要や。

自分が支持してる人物やからといって、何を言うても正しいわけやない。

自分が属してる集団やからといって、その集団の問題点を無視してええわけでもない。

本当に大切なんは、自分の味方に対しても「それはおかしい」と言えることやないやろか。

男女平等という理念を本気で大切にするんやったら、その理念を他人に求めるだけやなく、自分たち自身の言動にも適用してほしい。

俺は、少なくともそう考えてるで。

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