【大長編】チンチンポンのお話【ド○えもん】

猿就学前のお話。

母ちゃん「チンチンポンって言ったでしょ!!!!!」

俺は小さいころ、アイス禁止だった。
理由は知らんかった、とにかく人工着色料のついたお菓子と氷菓子は禁止だった。

 

ある日じいちゃんとばあちゃんがやってきて。

小さい十円玉「じいちゃん、アイス食べたいヾ(o゚Д゚o)ノ」

母ちゃん「ダメだよ(`・ω・´)」

十円玉「(´・ω・`)」

突然怒るじいちゃん「なしてダメなのよ?!」

親父のいない書斎に入る母ちゃん「父さん、ちょっと来て。」

ばあちゃん「おんめ、アイス食えねえなんてかわいそうだなあ^^」

ばあちゃん「じいちゃんがよ。あとでアイスいっぺ食わしてけるがんな^^」

 

じいちゃんの声「それだば虐待だべや!!」

母ちゃんの声「違う!!」

じいちゃんの声「一度食って腹壊したぐれえでなんともねかべや!!」

出てきたじいちゃん「十円玉^^」

じいちゃん「アイス買いに行くど^^」

アイスに喜ぶ小さい十円玉「!!!!!!!!ヾ(o゚Д゚o)ノ」

ばあちゃん「おい母ちゃんどした^^」

じいちゃん「泣いてる。ワスコイツさアイス買ってきてけっかんよ、おんめも母ちゃんば説得してやってけろ(´・ω・`)」

ばあちゃん「アイツ泣いてたらメシ作れねえなあ^^」

メモを渡すばあちゃん「おい、今晩のメシワス拵えっかんよ。これ買ってきてけろ^^」

じいちゃん「行くど^^」

 

近くのスーパーで買い物をするじいちゃんと十円玉。

小さい十円玉「今日ばあちゃんゴハン作ってくれんの?(゚Д゚o)」

じいちゃん「んだ^^おんめもばあちゃんの煮付けとかおでん大好きだべ?^^」

じいちゃん「十円玉、好きなアイスひとつ買ってける^^」

何を選んだか覚えてないが、ナンかのバニラアイス。

じいちゃん「母ちゃんいねえうちに食っちまえ^^」

幼児には勿体無いクリーミーなバニラアイスだった記憶。

 

ほんでじいちゃんとしりとりしながら帰宅すると。

母ちゃん「おかえり(´・ω・`)」

ばあちゃん「十円玉、ビッグニュースふたつあるど^^」

ばあちゃん「ひとつめ。今晩はばあちゃんが煮物いっぺ作ってけっがんな^^」

小さい十円玉「巾着餅ある?ヾ(o゚Д゚o)ノ」

ばあちゃん「おんめ好きだもんな^^いっぺ作ってやる^^」

ばあちゃん「そしてふたつめ。おんめびっくりすんでねえど^^」

ばあちゃん「母ちゃんがな。アイス『1日1本』なら食っていいっでよ^^」

小さい十円玉「ホント?!(゚Д゚)」

母ちゃん「『1日1本』ちゃんと守るんだよ?(´・ω・`)」

小さい十円玉「うん!!ありがとう!!!!!!!!!!(゚Д゚)」

 

後々聞いた話だが、母ちゃんが俺にアイスを禁止していた理由は
俺が3歳のころにエスキモーのアイス食べて腹壊して、母ちゃんはそれから「この子はお腹が弱いんだ」と思って、アイスを禁止してたそうだ。

 

時は少し経ち、小1のころの夏休み前。

学校向かいの個人商店で、友達とアイスを食べていた十円玉たち。

てつや「俺パピコもう一本食べる」

ともひろ「十円玉、お前ガリガリくん2個目とか飽きない?」

十円玉「母ちゃんには『1日1本だけ』って言われてるけど」

振り向いたら、母ちゃんが仁王立ちしていた。

母ちゃん「十円玉^^アイスは『1日1本まで』って言ったよね?^^」

母ちゃん「帰るよ^^」

十円玉「(`;ω;´)」

 

帰宅。

能面だったような母ちゃんの顔が、だんだん般若になっていく。いや般若っていうかキチガイの顔になっていった。

開口一番

母ちゃん「『チンチンポン』って言ったでしょ!!!!!!!」バチーンッ!!

母ちゃん「おじいちゃんとおばあちゃんがアンタのためにお母さんを説得して『チンチンポン』って約束したのに!!!!!」

母ちゃん「あんた『チンチンポン』破ったんだよ!!お母さんとおじいちゃんとおばあちゃんの約束破ったんだよ!!!!!」

小さい十円玉「(『チンチンポン』って何?(;Д;))」

小さい十円玉「(ちんちん取られちゃうの?(;Д;))」

母ちゃん「チンチンポン!チンチンポン!ふじこふじこ」

突然泡を吹いてぶっ倒れる母ちゃん。

小さい十円玉「・・・(゚Д゚)」

小さい十円玉「・・・・・・119番!救急車呼ばなきゃ!(゚Д゚)」

これが人生初の119番通報だった。

 

仕事をほっぽって病院にかけつけてきた親父。

親父「十円玉!母ちゃんどうしたんだ?!(´・ω・`)」

十円玉「『チンチンポン』っつって突然倒れた(゚Д゚)」

親父「『チンチンポン』?(´・ω・`)」

親父「ああ。『1日1本』だな(´・ω・`)」

小さい十円玉「(゚Д゚)」

親父「お前、アイス2個食っちまって母ちゃんに怒られたんだろ(´・ω・`)w」

病室には、静かな顔の母ちゃんがいた。そんときの母ちゃんがいろんな意味で怖くて、早く帰りたかった。

親父「お前よお、たかがアイスで癇癪起こすんじゃねえよ(´・ω・`)」

母ちゃん「・・・十円玉^^」

母ちゃん「アイス食べていいよ^^」

小さい十円玉「?!(゚Д゚;;」

親父「よかったな(´・ω・`)」

 

この先、母ちゃんが本当のキチガイになるとは誰も思わなかった。