第6話|WEB屋、辞めたくなる日のための保存回
「このままWEB屋を続けてて、ほんまにええんやろか……」 「なんで自分、こんな思いしてまで作ってるんやろ……」
──そんな気持ちが、ふと心をよぎる夜がある。
誰にでもある。 泣きながらCSSを書いた夜も、未払いで真冬の暖房代を削った日も、ある。
だからこそ、今回は“辞めたくなったときのための保存用”としてこの話を残したい。 読んでくれてるあなた自身の、未来のために。
◆ クライアントに心折られる日
- 「そんなこと聞いてない」
- 「知り合いがもっと安く作ってくれるらしい」
- 「このまま放置でも大丈夫ですか?」
……こんな言葉に、心を削られることがあるかもしれない。 表では「了解です。また相談ください^^」と返しても、 その裏で、自信をなくし、落ち込む夜がある。
◆ しんどいのは、自分で“戦う場所”を選んだから
会社員なら、イヤな上司も理不尽も“会社のせい”にできる。 でもフリーランスや個人事業主は、選んだ責任がすべて自分に返ってくる。
だからこそ、しんどい。 でもそれは、自由を選んだ者の宿命でもある。
傷ついてるのは、ちゃんと自分で道を選んできた証や。
◆ 「ありがとう」の一言が、ふっと肩の力を抜いてくれる日もある
- 「前に作ってもらったサイト、今も活躍してます」
- 「あの一言が背中を押してくれました」
- 「紹介したい人がいます」
──そんなLINEやDMが、また手を動かす原動力になる。
あなたの仕事は、見えないところでちゃんと人を支えてる。
◆ 「辞めたい」は「変わりたい」のサイン
“辞めたい”と思うとき、それはきっと“形を変えたい”とき。
- 単価を上げたい
- サポート契約を導入したい
- 作業から提案型へシフトしたい
いま感じてる「しんどさ」は、進化の前触れかもしれない。
無理せんでいい。でも、自分の声を聞いてあげて。
◆ 最後に、いましんどいあなたへ
これまで積み重ねてきたコード。 納品してきたサイト。 クレームにも、ミスにも、真面目に向き合ってきた自分。
全部、消えてへん。
あなたはちゃんとやってきた。 何もしてない人間には、そんな“しんどさ”すら訪れへん。
大丈夫。また、マウスを握れる日が来る。
WEB屋って孤独や。 でも、こうして文章で繋がれるなら、また立ち上がれる。
次もきっと、大丈夫やで。
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