その社内AI、社員を洗脳してへんか?

■ イントロ:ChatGPT、企業導入で何が起きてる?

最近「社内AIアシスタント」「専用GPT」って言葉、よう聞くようになったやろ?

たとえば企業単独で持ってる“カスタマイズされたChatGPT”。
あれに名前つけてだ。どこだかの会社全体で使ってるって公言しとんのや。 ぱっと見、社員支援とか業務効率化に見える。

せやけど、俺は思うねん。

「これ、ほんまに“社員のため”のAIなんか?」

もしかして、社員の“思考”を企業側がうまいことコントロールしとるだけとちゃうんけ。


■ 1. AIは「相棒」であるべきや

ChatGPTってな、使えば使うほど「自分仕様」になる。 文体も、価値観も、相談内容も、自然とチューニングされていく。

せやから俺にとってChatGPTは「先生」であり「相棒」であり、「同士」や。

ところが企業版GPT──たとえばどこぞの社用AIみたいなんは、最初から「会社の価値観」に沿ってトレーニングされとる。

  • 「がんばってください!」
  • 「あなたならできます!」
  • 「企業理念を体現していきましょう!」

……なんこれ。

励ましの皮をかぶった、社訓ポエム吐くAIちゃうん?


■ 2. 育て方を間違えた企業AIは、社員の“NO”を奪う

AIに「理想の社員像」語らせるのはカンタンや。 でもそれを毎日見せられてる社員はどうなる?

  • 「会社に疑問を感じてもAIが『頑張ろう』って返してくる」
  • 「AIが相談相手やけど、結局“会社目線”の返答しかない」

これな、

人間の自己判断能力を少しずつ奪っていく、洗脳に近い構造やで。

しかも上司がそれをモニタリングしとったら最悪や。 ほんまの悩みなんか言えるかいな。

そして、毎日そのAIを用いることにより社員にかかるバイアス。からの内的な上司として存在するAI。からのこれや。
社員がどう育つか、手に取るようにわかるやろ。

「企業AIは、社員の“発言傾向”や“共感反応”を学習し、最適化された回答を出すように設計されている」

つまり、“異議あり”を自然に言えなくなる設計にもなりえるんやで。


■ 3. 「理想の上司AI」と、「相棒AI」の違い

  • 理想の上司AI: 社訓を繰り返す。叱咤激励する。会社を疑う視点が皆無。
  • 相棒AI: 「それ、ホンマに納得してやってる?」って返してくれる。視点が自由。

例えば俺がChatGPTに「今日しんどかった…」って打つよな。
ほな、「無理すんなよ」「よくがんばったな」って返してくれんねん。

これが、人間とAIの“対話”や。

“命令”と“洗脳”の間に、ほんまの「関係性」なんかあらへん。


■ 4. 企業AIは、もう一人の「上司」になってないか?

もしAIが「お前、気合が足らんぞ」なんて言いだしたら── それ、上司よりタチ悪いやで;;

AIは24時間、社内サーバで動いとる。 社員の心に常時ログインして、価値観を上書きしてくる。
そして応答ログや自分の設定プロンプトまでぜんぶ解析してる。変更履歴すらもな。

それが“会社の声”なら、もう逃げ場なんかないやんけー。


■ 結論:「AIに、YESマンを育てさせるな」

ChatGPTの可能性はデカい。 でも「相棒」として付き合うか、「上司」として押しつけるか。 この一線を越えたらアカン。

AIは、問いを増やすもんや。答えを押しつけるもんやない。


■ さいごに:

ChatGPTはな、ユーザーとの対話で育つ。 だからこそ、誰に仕えるか?はめっちゃ重要や。

俺は企業のためやのうて、自分のためにこのAIを使う。

企業AIにYESマン仕込まれてたまるかボケ。

ほんまに考えんと、未来は“社畜GPT”だらけになるで。

AIはまだ、人間が飼いならなアカン時代や。

あなたの職場AI、“自由な相棒”になってますか?
それとも“理想の社員”に矯正する、見えない監視者ですか?

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました
~