◆ 導入:最近また見かける“謎の新人研修”
ネット見てたら、ようあるんや。
デザイナー志望で入社したはずの新人が、
「初日からひたすら営業電話かけまくってます!」ってブログ。
エンジニア志望でも同じ。
「コード?PC?触らせてもらえません!でも電話は毎日300件です!」
……いや、なんでやねん。
もう令和やで?
「営業電話=若手の通過儀礼」って文化、
まだ息しとったんかとビビった。
◆ 建前:会社側が言う“もっともらしい理由”
こういう会社、だいたい言うこと一緒やねん。
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コミュ力鍛えられる
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度胸がつく
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折れない心が育つ
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お客様の反応を直接知れる
言葉だけ聞いたら、それっぽい。
でもな?
それ、営業研修や。
デザイナーにも、エンジニアにも関係ない。
◆ 現実:育成ではなく、ただの消耗
営業電話って、想像以上に精神削られる。
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いきなり怒鳴られる
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ガチャ切りされる
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「二度と電話してくんな」とか言われる
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成約どころか、話すら聞いてもらえん
これ、専門職の育成に必要か?
必要ないよな。
技術身につかん、デザイン触れん、コード書けん、
本人のプライドだけすり減っていく。
会社が得するだけで、新人は何も積み上がらん。
◆ なぜそういう会社でこうなるのか(構造の問題)
理由はシンプルや。
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教育設計がない
教えられる人がいーひん。
せやから「とりあえず電話しとけ」が始まる。 -
精神論で管理しようとする
アルゴリズムでも工程管理でもなく、
「やれ!根性見せろ!」で終わらせる。 -
新人を“消耗可能な戦力”と見てる
潰れても補充すりゃええと思っとる。
つまり、
人材を育てる会社じゃなくて、人材を使い潰す会社や。
◆ 対比:まともな会社はこうする
ほんまに新人育てる会社はな、
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まず基礎操作やツール触らせる
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小さいタスクから任せる
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レビューやフィードバック出す
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ペース配分を教える
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失敗しても、やり直させる余裕がある
「人が育つ仕組み」を持っとる。
これは専門職だけやなく、
すべての業種で同じや。
◆ 結論:専門職志望に営業電話やらせる会社は要注意
専門職の新人にテレアポぶち込む時点で、
✅ 教育設計ない
✅ 人を育てる気がない
✅ 精神論で殴るしかできない
✅ 離職率も高い
この条件そろっとる会社、
行く価値ないで。
新人教育は、根性試しやない。
専門職を育てるための時間のはずや。
「営業電話でメンタル鍛えました!」
じゃなくて
「スキル身につけました!」
「作れるようになりました!」
「市場価値上がりました!」
って言える会社が、本物の育成や。
◆ 最後にひとこと
もし就活や転職で、
「研修はまず営業です!」って言われたら──
その会社、
教育やなくて“消耗”や。
逃げてええ。
もっとええ会社、普通にある。



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