第3話|やる気あるやつほど断れ。案件選別のリアル
「やる気あるんで!全部任せます!」 「すぐにでも始めたいです!」 「金額は後で相談でも大丈夫です!」
──このセリフ、めっちゃ危ないで。
昔の俺は、この言葉に燃えてしもた。 「うおお!ついに本気の依頼きた!」ってな。 でもな、このパターン、7割は炎上や。
◆ “熱量”は、リスクと表裏一体
やる気があるってことは、それだけ“期待”してるってことや。 でもその期待が、
- 「想像してたのと違う」
- 「もっと提案あると思ってた」
- 「全部お任せって言ったのに何でこれ?」
って爆発するリスクになる。
「熱量」は、具体化してないと”爆弾”やで。
◆ 「予算未定」「資料未提出」「スケジュール曖昧」
この3点セットが揃ってる案件は、 ほぼ100%後でモメる。
- 「予算未定」→ 無限に期待される
- 「資料なし」→ 内容がブレる
- 「スケジュール曖昧」→ 責任の所在が消える
これ、やる気があるとか関係ない。要件が整ってないだけや。
◆ “仕事を断る”は悪じゃない
フリーランスなりたての頃って、「断ったらもう次がないかも」って思う。 でもちゃう。
ちゃんと断った方が、信用が残る。
「今のリソースだと難しいです」 「〇〇が揃ってから再相談いただければ」
こう言えるようになってから、むしろ依頼が安定して回るようになった。
◆ 判断基準は「信用」と「境界線」
- 支払い条件(前金あるか?)
- 対応範囲(どこまでやる?)
- 契約書(交わすか?)
これを明確にするだけで、危ない案件を避けるフィルターになる。
◆ 断る勇気は、「自分の仕事を守る」ことや
WEB屋って、納期も感情も全部巻き取ってまうことが多い。 でもな、
「自分の集中すべき案件」に力を注ぐには、 「断る力」もプロの仕事や。
それができて初めて、“本当に付き合いたいクライアント”とだけ繋がれる。
次は、納品した後の“地獄”について語ろか。
第4話:「WordPress納品後、ゴミ化させない方法」
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