第4話|WordPress納品後、ゴミ化させない方法
「納品後、まったく更新されてへんねん…」 「1年たったらもうリンク切れだらけで、誰もアクセスしてない…」 「結局SNSと連動せず放置。あれ、何のために作ったんや…?」
──そんな話、WEB屋やってたら何回も聞くやろ。 せやけどな、それ、作った側にも責任あるで。
◆ サイトは作って終わりやない。”育てな”あかん
WordPressって、CMSや。 つまり「更新される前提の仕組み」。 でも実際は:
- クライアントがログインしなくなる
- パスワード忘れる
- 投稿ルール不明 → 固まる
- プラグイン更新せずセキュリティ爆死
→ 最終的に、「もう触りたくないサイト」が完成する。
◆ 納品時に“未来の事故”を仕込むな
納品が済んだときが、WEB屋として一番大事な瞬間や。 なぜなら、そこで:
- 「更新ってどうやるんですか?」に答えられなかったら
- 「月1だけでもお願いできますか?」に対応できなかったら
- 「保守って別料金なんですか?」を曖昧にしたら
そのサイトは半年で死ぬ。
◆ 十円玉式:納品時の“仕組み化3点セット”
- 「1年後の自分」に向けたドキュメント
- ログイン方法
- 投稿手順(スクショ付き)
- バックアップの取り方
- 軽めの保守パック(月額 or 回数制)
- 「年1プラン」でもええ。最初から仕組みとして提案しとく。
- 更新を止めないUI構成
- 固定ページ型の投稿ブロック構成(カスタム投稿で分かりやすく)
- 自動投稿連携(Instagram埋め込みなど)
◆ 「運用される仕組み」が、次の仕事を連れてくる
せっかく作ったサイトが、 「死んだ魚の目」みたいになってるのは見たくない。
でも、“ちゃんと息してるサイト”は、それだけで信頼が伝わる。
それが次の紹介を呼ぶし、ポートフォリオにもなる。
「更新されてる状態を作る」のが、WEB屋の仕事や。
次回:「十円玉式:0円でも拡散できる広報設計術」へ続く。
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